農業で起業する方法

 

農業で起業するといった場合、先ず最初にイメージすることは自身が農産物の生産者となることであると思われます。しかし、実際にはこの他に、農業周辺ビジネスで起業するという方法もあります。

 

特に最近では、マーケティングや商品企画、ブランド化戦略、インターネットによる宣伝など、農業周辺ビジネスの重要度というものが大きくなってきています。そして、こういった分野というものは、従来の農家が苦手としていたものでもあるわけなのです。

 

商業や工業などの各分野の企業が、外部からコンサルタントを雇うように、農業においても外部のスペシャリストに対するニーズというものがあるわけなのです。これらのビジネスを行なうためには、その個人に能力やノウハウがあれば良いわけであり、設備の設置やシステムの構築といった大きな初期投資が要らないといったメリットがあります。

 

一方、農産物の生産者となる場合には、その技術の習得が必要になります。自身が農業大学の出身であり、生物や肥料、農薬に関する最低限の知識がある場合を除けば、先ずはスタッフを募集している農業生産法人や牧場などで、最低3年以上は働き、基礎的な生産技術というものを習得しなければ、ひとり立ちすることは難しいと思われます。

 

一般的には、国や自治体にある就農支援センターに問い合わせることから始まることになるでしょう。